プロのマーケターと商売に素人の一般人とでは、視点が根本的に違います。
仮に両者が何か新しく商売を始めることになったとしましょう。
その時、一般人はこう考えます。
「自分の好きなものとか、得意なものを商品にして売ろう。」
「自分が良いと思った商品を売ろう。商品が良ければお客さんは必ず付いてくるものだ。」
反対にプロのマーケターはこう考えます。
「今、世間で需要のある商品とはどんな商品だろう?」
この違い、分かりますか?
一言で言うと、一般人は自分目線で商品を作るのに対し、プロのマーケターはお客さん目線で商品を作るのです!
つまりプロのマーケターは、自分のことは置いておいて市場や顧客に求められているものを商品化し販売するのです。
これがユーザーファーストの考え方です。
どんなに最高の商品を作ったとしても、誰も求めていないものでは意味がないですよね?
しかし、多くの人が自分目線で商品を開発し、「これはきっと売れる!」と独りよがりの考えで商売を始めて撃沈しますw
「商品が良ければ売れる」という感性ですから、コストをかけて品質にこだわり、とにかく良い商品を作ろうとしますが、いかんせん売り方(マーケティング)はあまり考えていないのです。
その結果、良い商品だったとしても、思ったほど売れず損失だけが膨らむというパターンはとても多いです。
これはユーザーファーストの視点で行う商売とは真逆の商売です。
(実は世の中で売れている商品というのは、商品が良いからというよりかは売り方が上手いから売れているものが多いのです。)
ユーザーファーストの視点で商売を始めるのであれば、先に市場のニーズや悩みを徹底的に調査・分析し、それを解消するための商品を考えて開発するべきなのです。
この視点を持っているだけで一気にプロのマーケターに近付けますので、今の段階でこの感覚を自分の中に落とし込んでおきましょう!
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